ホームページの制作は、店作りに例えるとすこしわかりやすい【価格1】
ホームページの価格って、分かりにくい。
ホームページを作ろうと思って、業者に見積もりを依頼してみた事のある方は、
その金額の高さに驚かされたのではないでしょうか。
しかも、何やら、よくわからない単語が並んでいて、
何に、そんなにお金がかかっているのか、さっぱり理解できなかった、
という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、「店舗を借りて営業できるように準備する過程」や、
「注文住宅を建てる時の工程」を思い描いてみると少しわかりやすいかもしれません。
出来上がるまでの流れだけではなく、その役割も、
両者(ホームページ制作と店舗づくり・家づくり)には共通したところが多いので、
ホームページというものを理解するのを助けてくれるはずです。
では、さっそく見ていきましょう。
お店を開こう!
お店を開く場合、事業計画に基づき
- コンセプトを考え、交通量や、他店舗などを調査(調査)
- 立地、物件を選定する (土地の選定)
- 外装・内装を含めたデザインを考える (デザイン)
- 外装・内装を含めた設計を行う (設計・図面作成)
- 店舗の外装、内装にかかる材料や素材を準備する (資材の調達)
- 図面に基づいた建設・工事を行う (内装工事、外装工事)
- テーブルやいす、ディスプレイ台など設備・備品・什器の購入、作成 (設備等の準備)
- 家具・什器の設置を行います。 (設備等工事)
- 電気は点くか、機械は動くか、など、
設備に異常がないかを確認し、片づけ・清掃を行う (各種点検、清掃) - 近隣へお知らせやご挨拶などを行う、チラシを撒くなどの告知をして、
&スタッフ教育、オペレーションの確認 (開店準備) - 開店のお知らせ!(オープン)
といったことを行います。
これらを全て、外注した場合は、
コンサルティング費(No.1.、2.が該当)、
デザイン費(3)、
工事費(4.~6、8.~9)、
広告費(10)、
教育費(10)と、
それらを円滑に行うための、業者間の調整などを含めたディレクション費、
実費(設備の購入費、土地代、賃料)の料金がかかってきます。
現実には、オレンジ色の部分については、大工さんなど専門家に依頼し、
その他は自分で行う、というのが一般的かと思います。
- コンセプトを考え、交通量や、他店舗などを調査(調査)
- 立地、物件を選定する (土地の選定)
- 外装・内装を含めたデザインを考える (デザイン)
- 外装・内装を含めた設計を行う (設計・図面作成)
- 店舗の外装、内装にかかる材料や素材を準備する (資材の調達)
- 図面に基づいた建設・工事を行う (内装工事、外装工事)
- テーブルやいす、ディスプレイ台など設備・備品・什器の購入、作成 (設備等の準備)
- 家具・什器の設置を行います。 (設備等工事)
- 電気は点くか、機械は動くか、など、
設備に異常がないかを確認し、片づけ・清掃を行う (各種点検、清掃) - 近隣へお知らせやご挨拶などを行う、チラシを撒くなどの告知をして、
&スタッフ教育、オペレーションの確認 (開店準備) - 開店!(オープン)
このように、お店を開く場合には、
「工事のみ」しか外注しない場合が多く、
その他、コンサルティング、広告、教育、ディレクションについては、
ご自身で行うか、一部委託、という形式を取られる方が多いようです。
インターネットという市場に、
オーダーメイドのホームページ支店を開店する!
では、ホームページ制作の場合を見ていきます。
()内は、店舗づくりに置き換えた時に何にあたるかを記載しています。
あなたの商売の置かれている状況に基づき、
- コンセプトや目的、戦略を建てる、同業他社などの調査 (調査)
- サイト名称や、ドメインの取得やサーバーの準備を行う (土地の選定)
- デザインを考える (デザイン)
- サイトの構成を設計する、システムを設計する
(=サイトマップ、イメージ図を作成する) (設計・図面作成) - (資材調達※)
- 設計図(サイトマップ、イメージ図)を実装する
(=コーディングやプログラミング) (内装工事、外装工事) - 画像やフォントなどの素材(写真やバナーなど)を購入・撮影・作成する (設備等の準備)
- 素材をホームページ内にレイアウトします。 (設備等工事)
- インターネットで、見ることができる設定や、設置したものに
ヌケモレがないか、動作確認などを行う (各種点検、清掃) - 更新の仕方、タイミングなど運用について検討、習得する
&知り合いや関係各所にお知らせしたり、広告を載せる (開店準備) - サイトオープン(オープン)
といったことを行います。
これら一連の流れは、先に挙げた、オーダーメイドの店舗を作ることとほぼ同じです。
そして、店づくり同様に、ホームページ制作に関する作業を全て外注した場合は、
コンサルティング費(No.1.、2.が該当)、
デザイン費(3)、
工事費(4.~6.、8.~9)、
広告費(10)、
教育費(10)と、
それらを円滑に行うための、業者間の調整などを含めたディレクション費、
実費(素材の購入費、サーバー代、ドメイン代)の料金がかかってきます。
但し、ホームページ制作に於いては、
外注する部分が多い点が、店舗づくりと異なります。
- コンセプトや目的、戦略を建てる、同業他社などの調査 (調査)
- サイト名称や、ドメインの取得やサーバーの準備を行う (土地の選定)
- デザインを考える (デザイン)
- サイトの構成を設計する、システムを設計する
(=サイトマップ、イメージ図を作成する) (設計・図面作成) - デザイン、システムを設計する(=サイトマップ、イメージ図を作成する) (設計・図面作成)
- (資材調達※)
- 設計図(サイトマップ、イメージ図)を実装する
(=コーディングやプログラミング) (内装工事、外装工事) - 画像やフォントなどの素材(写真やバナーなど)を購入・撮影・作成する (設備等の準備)
- 素材をホームページ内にレイアウトします。 (設備等工事)
- インターネットで、見ることができる設定や、設置したものに
ヌケモレがないか、動作確認などを行う (各種点検、清掃) - 更新の仕方、タイミングなど運用について検討、習得する
&知り合いや関係各所にお知らせしたり、広告を載せる (開店準備) - サイトオープン(オープン)
オレンジ色の部分は、店舗づくり同様に外注する部分
赤色の部分は、店舗づくりでは外注しないけれど、ホームページ制作では外注する部分 です。
お店を開く場合には、工事のみしか外注しない方も、
その他、コンサルティング、デザイン、ディレクションについても、
ホームページ制作に関しては、依頼する場合が多くなります。
ホームページ制作の見積もりを業者に依頼しても、
わからない言葉や見えない作業 (”コーディング”などと言われてもよくわかりませんよね?)も多く、
何をやっているか理解が難しいところは有りますが、
こうやって店舗づくりと比較してみてみれば、
ホームページを作る事にも、それなりに工数(人件費)がかかっていることを
ご理解いただけたのではないでしょうか。
ホームページを作ると決めたら、いろんな業者に見積もりを依頼し、見比べてみて下さい。
その際に、不明な見積もりが有った場合は、納得がいくまで説明をしてくれるか確認してください。
そんなところで、良い業者か、よくない業者かを見極めることもできます。
用語について
| プログラミング | 素材 | レイアウト | レスポンシブ |
| ディレクション | ドメイン・サーバーの準備 |